放送研究と調査 定期購読・最新号・バックナンバー

放送研究と調査の詳細を表示しています。最新号やバックナンバーは公式サイトにてご確認下さい。

放送研究と調査雑誌の詳細です。


放送研究と調査の公式サイトへ
本・雑誌 放送研究と調査
本・雑誌内容
本・雑誌内容詳細
米大統領選挙で世論調査は"外れた"のか
~アメリカ世論調査協会の報告から~
2016年アメリカ大統領選挙は「クリントン氏優勢」という大方の世論調査の予想を覆しトランプ氏が勝利した。世論調査の信頼が揺らぐなか開かれたアメリカ世論調査協会の2017年総会は関係者らによる検証の場となり、本稿で紹介する協会が設置した調査委員会の検証報告では、世論調査がトランプ氏勝利を読めなかったいくつかの理由が示された。ただ、調査の精度を向上させるには多額の費用や専門知識のある人材を必要とし具体策は見出せていない。

アメリカの大統領選挙では、多くの票を集めた候補ではなく、州ごとの勝者が獲得する選挙人を過半数得た候補が当選する。世論調査は全米の情勢をみる全米調査と州別の情勢をみる州調査に分かれるが、2016年の選挙では州調査の精度が低く勝敗予測が外れる要因になったと指摘された。調査委員会の検証では州調査がなぜトランプ氏支持を過小評価したかが焦点となり、▶民主党の支持基盤の州で、選挙戦最終盤まで投票先を決めていなかった有権者がトランプ氏支持に向かっていた流れを把握できていなかったこと、▶低学歴層の支持傾向が変化していたこと▶民主党支持傾向が強い黒人の投票率低下を読みきれていなかった可能性があること、などが指摘された。このほか総会のセッションでは“隠れトランプ支持”説が検証を経ても証明できなかったことや、世論調査を使った予測報道が有権者の投票行動に与える影響を検証する重要性についても議論が行われた。

世論調査部 政木みき
NHKグローバルメディアサービス 大滝昭彦(前 世論調査部)

2016年4月に発生した「平成28年熊本地震」は、わずか28時間のうちに震度7を2回観測するというかつて例のない災害であった。一時は熊本県の人口の1割にあたる約18万人が避難生活を送った。地震発生直後から、被災地の自治体やメディアは、物資の配布や交通、医療など多様な「生活情報」を多様な媒体を通じて発信した。本稿は、自治体・メディアへの聞き取りと、被災地住民2,000人を対象とした世論調査に基づき、大規模災害時の生活情報伝達をめぐる課題を検討した。

■水道やガスなどの「ライフライン復旧の見通し」に関する情報は、いずれの自治体でも半数以上の人が「手に入りにくかった」と回答。スーパーなど民間商業施設の情報が不足していたという指摘もあった。

■20~40代では「スマートフォン・携帯電話」が主要な情報入手の手段だったが、カーナビやスマートフォンでテレビも視聴していた。

■益城町では、Lアラート(災害情報共有システム)の「お知らせ」機能を使って、メディアに生活情報や支援情報を一斉に発信した。被災自治体での「お知らせ」機能の活用は今回が初めてで、災害時の有効な情報共有ツールとなる可能性がある。

■地震前から活断層地震のリスクを認知していた人は、防災対策の実施率も高かった。平常時に地域の災害リスク情報を周知・浸透させることは防災上有効と考えられる。

メディア研究部 入江さやか

被災地住民が求める「生活情報」とその発信
~平成28年熊本地震被災地における世論調査から~

2017年夏・防災気象情報の変革と豪雨災害
~報道はどう変わったか~

2017年5月から7月にかけて、気象庁は防災気象情報の大幅な変革を行った。変革の重点は災害の切迫性を初期の段階から分かりやすく可視化して伝えることに置かれている。本稿は7月5日に島根県や九州北部で起きた豪雨災害に際して、新たな防災気象情報が差し迫った危機をどのように可視化していたのか、NHKはそれらをどう伝えたのかを明らかにし、洪水の報道がどのように変わったかを考察したものだ。調査と考察の結果は以下の通りである。
■新たな防災気象情報のうち、警報級の可能性「高」・「中」と注意・警戒時間帯の色分け表示は、大雨が降る一定のリスクを伝えていた。しかし、短時間に局所的に発生する積乱雲の予測に限界があることから、並外れた大雨の可能性を早い時間帯から伝えることはできなかった。
■大雨警報と洪水警報を補完する浸水害と洪水の危険度分布は、警報発表後の早い段階から危険度最高レベルを表示し、的確に危機が差し迫っている状況を可視化していた。
■NHKは大雨特別警報が福岡県内の市町村に発表される1時間半以上前から、危険度分布で危険度最高レベルが表示されていることを伝えた。洪水の危険度分布は記者がリアルタイムで解説した。ビッグデータを高速で処理し可視化する技術の進展により、リアルタイム解説の高度化が予想される。
■洪水の危険度分布によって、洪水の報道は中小河川を網羅した、流域全体を対象とする面的スタイルへと変わった。危険度の高い小さな川の名前を具体的に伝え、本川と支川の相関など流域を俯瞰する解説が行われた。

メディア研究部 福長秀彦

スマホユーザーはテレビをどう見ているか
~「モバイルシフト社会とテレビ調査」から~

2017年3月に実施した「モバイルシフト社会とテレビ調査」の結果から,急速に普及が進むモバイル端末(スマートフォンやタブレット端末)の利用とテレビ視聴との関係を分析する。今回の調査では,人々とモバイル端末との関係を,利用実態だけでなく,利用を通して感じる意識も含め,「モバイル関与」と定義した。その具体的な場面から,24の「モバイル関与」項目を設定し,多変量解析を行った結果,4つの因子(「活用」「親密・密着」「つながり」「批判・敬遠」)に分類できた。

さらに,4つの因子の組み合わせにより,モバイル利用者を5つのグループに分類した。グループごとに,メディアの利用行動や意識をはじめ,生活意識やコミュニケーション・情報収集に関する価値観に違いがあり,モバイル利用者のテレビとの接し方も多様化していることが確認できた。例えば,「モバイル端末への親密度が高く手放せない」グループは,テレビを必要と思う人が9割近くに上り,テレビを見るのが大好きな人が8割に達するなど,テレビをおおむね肯定的にとらえていることがわかった。特に,このグループと「コミュニケーション重視でSNSの利用が多い」グループは,若年層ほど多く,スマホ時代の特徴的なグループと考えられる。

世論調査部 平田明裕/北村紀一郎

「朝ドラ」研究
視聴者調査を通して見た朝ドラ『べっぴんさん』の特徴と、朝ドラの高視聴率を支える視聴継続要因の検証

近年、視聴率が高い作品が多い連続テレビ小説(通称、朝ドラ)について、NHK放送文化研究所朝ドラ研究プロジェクトでは、作品ごとに視聴者調査を行って朝ドラの視聴実態と好調要因を探る研究を行っている。今回の『べっぴんさん』調査は『まれ』『あさが来た』『とと姉ちゃん』に続く4作品目の調査である。

『べっぴんさん』調査結果:満足度評価で“不満”を選ぶ人は少なく、満足度は64%で、『あさが来た』『とと姉ちゃん』に比べると2~3割ほど下回る。視聴者が朝ドラに求める「明るさ」「前向きさ」などをある程度備えていたことが評価を下支えしたが、ストーリー展開が遅く、視聴者が期待した子供服製造会社の成長物語の部分が少なく、共感しにくい母娘の確執の話が長かったことが不評。<『べっぴんさん』特有の良さがあると思うか否か>と<満足度の高低>を決めるキーポイントは、作品の「あたたかさ」「優しさ」「展開の穏やかさ」「非明示的表現」をどのくらい強く“良い”と感じるかであることが推察された。

高視聴率維持要因の検証:朝ドラを途中脱落せずに最後まで見続けさせる要因のうち、作品起因要因は作品満足度と相関性があるが、非作品起因要因は朝ドラ視聴者が平均的に1つは持っている大変ベーシックなものであることが分かった。

メディア研究部 二瓶 亙/亀村朋子

シリーズ 戦争とラジオ 〈第1回〉
国策的効果をさらに上げよ
同盟原稿はどう書き換えられていたのか(後編)

前編に引き続き、戦時ラジオ放送におけるニュース編集を分析する。前編では、1943年9月のニュース原稿を分析したが、後編ではまず、1944年9月に編纂されたニュース編集の教科書、『放送報道編集例』を分析する。これにより、当時の報道部が、どのような書き換えをどのような意図の下に行っていたのかを知ることができる。

さらに、「国策的ニュース編集」が日中戦争が始まる頃には始まっていたことを実証しつつ、盧溝橋事件を報じるニュースについて分析する。

また、本稿では、『放送』や『放送研究』などに載った報道部員の論文・コラムから、彼等が「国策的ニュース編集」に取り組む姿勢の経年変化を検証してゆく。検閲を乗り切るために始められた「国策的ニュース編集」だったが、太平洋戦争期になると、それは自らの仕事の目的・やりがいとなっていった。逓信省・情報局の指導・検閲方針は、報道の現場で内面化されていったのである。しかし、戦争末期になると、その姿勢は再び揺らぎ始めることになる。

メディア研究部 大森淳郎

テレビ・ラジオ視聴の現況
~2017年6月全国個人視聴率調査から~
プロダクトNo 1281681253
出版社 NHK出版
発売日 毎月1日
販売サイト >>>公式サイトはこちら
雑誌や本の定期購読は美容室や理容室、病院の待合室、接骨院の待合室、会社のロビーなどに置かれています。雑誌をおくことにより顧客満足度を高めるためでありますが、その他にも個人でも利用される方は多いです。
メリットとしては、買いに行く手間が省けることや定期的にすることにより買い忘れの防止ですね。あとは年間購読にすることによる割引もあったりします。
fujisanという定期購読専門会社のサービスは運営が長く続いているので安心です。大きくてしっかりしている会社での購入のほうが安心です。

※リンク先は雑誌の定期購読販売サイトの/~\Fujisan.co.jp(フジサン)へのリンクとなります。雑誌の画像や、内容の詳細などはデータを引用させていただいております。